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羽根のゆくえ
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歌词
[Intro]
(wind, distant traffic)
(racket tap, once)
…今日も、夕焼けだ
[Verse 1]
フェンス越しのオレンジ ネットに影が伸びる
お前のスマッシュが コートに乾いた音を立てる
何も話さなくていい ラケットを渡す指
汗の混じった麦茶 半分こした放課後
点数はいつも五分五分 じゃんけんで負けた方が
自販機に走る そんな当たり前の繰り返しが
気づけば一番 暖かい場所になってた
[Pre-Chorus]
時計の針が チョークの粉を巻き込んで
チャイムが遠ざかる この瞬間が続けばいいのに
誕生日だなんて 照れくさくて言えないまま
シューズの紐を結び直す ほんの少し、力を込めて
[Chorus]
羽根はどこへ飛んでいくんだろう
風を受けて、君のもとへ
何も言わなくたって 伝わってるよ
沈黙が抱きしめる このコートの上
今日という日が 明日に続くように
古いラケットで 未来を打ち返せ
ハッピーバースデイ なんて言わないけど
君の背中が 夕焼けに溶けていく
[Interlude]
(piano riff, heartbeat, one clean racket hit)
[Verse 2]
進路希望調査 机の隅で眠ってる
模試の点数より お前と打ち合った方がよっぽど
胸の奥がざわつくんだ
母さんの電話 「ちゃんと勉強してるの?」
フェンスの外には 大人の時間が迫ってくる
それでもお前は 黙ってロブを上げる
その高さが、ちょっとだけ 世界を許してくれるんだ
[Pre-Chorus 2]
秒針が速くなる 夏が終わっていく
この坂を並んで 下りるのはあと何回だろう
「また明日」って 普通に言えるそのことが
一生分の 優しさだったんだと、今はまだ言えない
[Chorus 2]
羽根はどこへ飛んでいくんだろう
風を切って、君のもとへ
言葉はいらないって 思ってたんだ
けど今日だけは 特別なことが言いたくて
シューズの踵が コンクリートを踏む音
そのリズムが 俺たちの証明だ
ハッピーバースデイ 心の中だけで
何度も何度も 繰り返している
[Bridge]
(piano only, wind, distant cricket)
…なあ
誕生日プレゼント、何がいい
なんて聞けるほど 大人じゃないけど
お前が笑ってくれるなら
俺はずっと、ここに立ってる
[Final Chorus]
羽根はどこへだって飛んでいける
風を味方に、未来のほうへ
何も言わなくたって 伝わってるよ
沈黙が抱きしめた この絆は消えない
今日という日が きっかけになるように
すり切れたラケットで 明日を打ち返せ
おめでとう、なんて照れくさいから
夕焼けに向かって スマッシュしてやる
ハッピーバースデイ いつか大人になっても
このコートで 待っているよ
[Outro]
(piano, wind, one soft shuttlecock hit)
…また、明日な
(silence)
